~学生の気づきを深めるために
『casica』は、新入社員(職員)の育成を企図して開発しました。
しかし、先日、『casica』をご購入頂いたお客様から
「インターンの大学生向けにも使用したいけど、どう思いますか?」
というお声がけを頂きました。
訪問すると、人材開発担当から、インターン担当をご紹介頂きました。
お話の概略はこんな感じでした。
インターンシップで大学生を5日間受け入れていて、『casica』を配布したい。
その中で、インターンの学生に期待することは
➀上司からの「フィードバック」を通じて、仕事の大変さや面白さ、奥深さを体験してほしい。
➁5日間の短い期間の中で、詳細な記録をつけることによって、
獲得した学びを今後の就職活動に活用してほしい。
➂『casica』を通じた「受命」「完了報告」「フィードバック」を通じて、
職場の人間関係をより深く体感してほしい
➃最終日の振り返りのセッションで、『casica』に書かれた内容を共有統合し、
深く考察することで、より仕事の全体像や企業の社会や顧客への提供価値を理解してほしい。
というご要望でした。
開発当初、
新入社員の「ご依頼の仕事できました」という完了報告に対して、
マネージャーが「あ~、有難う」で終わらせるのではなく、
しっかりと本人の成長のためのフィードバックを上司が行うこと、
それを企図していました。
今回、このお客様のご要望で、
➃の仕事の全体像や企業の提供価値を体感させたい
というアイデアは「なるほど~」と納得してしまいました。
今まで、一つ一つの業務の遂行に関する効果に注目していましたが、
業務を超えた効果も期待できそうです。
インターンシップは、学生と企業にとって大切な出会いと交流の場です。
せっかくの機会ですので、
仕事を通じてその企業の持つ提供価値
・どんな会社なのか?
・この会社が目指す未来は何か?
・顧客や社会にどんな価値を提供しようとしているのか?
を学生に考え、深い気づきを得るきっかけにしてみては如何でしょうか。
松本 宜大
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